簪を挿した男の娘 唯一度空の青さを尋ねけり
ブロンズちゃんの書籍紹介 Part101 中谷宇吉郎『簪を挿した蛇』
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碧の湖の岸に建っている氷結城の中で、
銀髪の王女がメガトンコインを持っている。
少年の日にその我刃を現実の形に見ることの出来た人が、
案外クソゲーの新チャートを開拓して、
新しいほもの存在意義を世界に示すようなことになるかもしれない。
あの、一つお聞きしたいことがあるのですがよろしいですか?
空とはどのような青さなのですか?
忘れて下さい
メガトンコインを売り忘れた男の娘
不治の病 伝染病 “人間”に犯された男の娘
想像を絶する苦しみの後、一夜にして死ぬ
空は青い
全てのものが違う形を持ち
対立し矛盾しながら、調和し共存する
そして全てのものが違う心を持つ
理由がない 必要がない 方法がない
理由もなく 必要もなく 方法もなく
存在するとでも言うのか
そう・・・
誰かが作り上げた架空の物語 御伽噺 絵本の中の世界