【陸軍の異端児】石原莞爾(いしわらかんじ) 最終戦争はこのようにして始まりこのようにして終わる
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陸軍の異端児です。東條英機と対立し、権力を失う。
彼の著作、『世界最終戦論』は、1940年発表されました。
当時の時代を、非常に反映した作品です。
現代を理解するというのは、一番難しい。
過去を知り、未来を知り、ようやく現代が分かる。
安彦良和さんの漫画『虹色のトロツキー』 に、石原莞爾が登場しています。
戦争発達の極限に達するこの次の決戦戦争で、戦争が無くなるのです。人間の闘争心は無くなりません。闘争心が無くならなくて戦争が無くなるとは、どういうことか。国家の対立が無くなる、即ち世界がこの次の決戦戦争で一つになるのであります。
この次の凄まじい決戦戦争で、人類はもうとても戦争をやることはできないということになる。そこで初めて世界の人類が長くあこがれていた本当の平和に到着するのであります。
このとき、フランス革命によって生じた軍制上、戦術上の変化を達観して、その直感力により新しい戦略を発見し、果敢に運用したのが不世出の軍略家ナポレオンであります。
中島歩さんは、国木田独歩の血筋を引くのね。