何で愛する必要があるんですか?こいつらがやってるのは、破壊殺戮です。進歩発展だと狂ったことを言いながら。

アレクサンドル・プーシキン、ロシアの作家です。

ロシアの近代文学の祖と言っても過言ではないと思います。

ボリス・ゴドゥノフ、エヴゲーニイ・オネーギン、スペードの女王なとの代表作は、オペラ化されてもいます。

また、プーシキン美術館は、非常に有名ですね。プーシキン美術館展として、日本でも話題となりました。

彼が決闘で命を失ったことも、かなり有名だと思います。

青空文庫スペードの女王を読むことが出来ます。良かったら、読んでどうぞ。

 

 

すべては終った。祖国は敗れた。吾大学は消滅し吾教室は烏有に帰した。余等亦夫々傷き倒れた。住むべき家は焼け、着る物も失われ、家族は死傷した。今更何を云わんやである。唯願う処はかかる悲劇を再び人類が演じたくない。原子爆弾の原理を利用し、これを動力源として、文化に貢献出来る如く更に一層の研究を進めたい。転禍為福。世界の文明形態は原子エネルギーの利用により一変するにきまっている。そうして新しい幸福な世界が作られるならば、多数犠牲者の霊も亦慰められるであろう。

 

 

祖国は敗れた。大学は灰燼に帰した。しかし原爆の理屈はこれから使わねばいけない。この原子力のエネルギーが人類の文化の発展に貢献するようになった時、初めて原爆被害者は心の安らぎを覚えるであろう。

 

 

敵も愛しなさい。愛し愛し愛しぬいて、こちらを憎むすきがないほど愛しなさい。愛すれば愛される。愛されたら、滅ぼされない。愛の世界に敵はない。敵がなければ戦争も起らないのだよ。

 

 

人間をもって万物の霊長と認めるものは、仏陀を発見することはできないであろう。しかしながら、人間が霊長であるという証明があるかといえば、けっしてそんなものはない。もし理論的に証明を求めるならば、われわれ人間の不完全なことは容易に証明することができるだろう。

 

 

之を要するに、精神主義は吾人の世に処するの実行主義にして、その第一義は、充分の満足を精神内に求め得べきことを信ずるにあり。而してその発動する所は、外物他人に追従して苦悶せざるにあり。交際共和して人生の幸福を増進するにあり、完全なる自由と絶対的服従とを双運して、以て此の間に於ける一切の苦患を払掃するに在り。

 

 

他人の名誉を見れば、ただちにそれに競争しようとし、他人の財産を見れば、ただちにそれに競争しようとし、他人の実力を見れば、ただちにそれに競争しようとし、他人の門閥を見れば、ただちにそれに競争しようとし、他人を見れば、ただちにその歓心を買おうとし、人を見れば、ただちにその機嫌を損じまいとし、上を見れば、ただちにそれを追い抜こうとし、下を見れば、ただちにそれに追い抜かれまいとする。

 

 

人間は神が創造した知能を持った特別な生物である。
人間は神が創造した知能を持った特別な生物ではなく、
無数の生物の中の一つの生物に過ぎない、
という単純で簡単な思考から導き出された結論に過ぎない。