裁判 全ての人間を殺し者 救世主 誰一人の罪なき者として崇拝される


人間から見た人間の歴史 Part17 歴史に永遠の残る裁判



ではあなたにはわからないんです。わたしらのなかまならかっこうと一万云えば一万みんなちがうんです。


無限の間には無限の組合せが可能である。

だから我々のまわりの生物はみな永い間の親子兄弟である。

異教の諸氏はこの考をあまり真剣で恐ろしいと思うだろう。

恐ろしいまでこの世界は真剣な世界なのだ。

私はこれだけを述べようと思ったのである。


おまへがたべるこのふたわんのゆきに

わたくしはいまこころからいのる

どうかこれが天上のアイスクリームになつて

おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに

わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ


世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない

永久の未完成これ完成である


人をだますよりは、人にだまされている方が、気が安い。


おれには目上も目下もない。おれに金をもうけさせてくれるものの前には這いつくばう。

そうでないやつは、だれでもかれでも一切いるもいないも同じ事だ。


殺したのは罪に相違ない。しかしそれが苦から救う為であったと思うと、そこに疑いが生じて、どうしても解けぬのである。


どこの国、いつの世でも、新しい道を歩いて行く人の背後には、必ず反動者の群がいて隙を窺っている。

そしてある機会に起って迫害を加える。

ただ口実だけが国により時代によって変る。