【人間から見た人間の歴史】サンバルテルミの虐殺 血は血を呼ぶ 人間があっさりと死に絶える


人間から見た人間の歴史 Part24 残酷な虐殺事件

 


 

 

 

サンバルテルミの虐殺ですが、フランスの内戦です。
簡単に言えば、フランスにおいて、カトリック教徒が、プロテスタント教徒を虐殺した事件です。
カトリック教徒は、プロテスタント教徒をユグノーと呼びました。
ドイツの宗教家ジャン・カルヴァンの思想を、受け継ぐもの達です。

 

1572年8月17日、カトリック教徒とプロテスタント教徒、お互いの融和を図る為、
カトリック教徒を代表するフランス王シャルル九世の妹マルグリットと
プロテスタント教徒を代表するナバラ王のアンリが、結婚を計画しました。

 

その結婚式で事件があり、もつれにもつれて、
血が血を呼び、復讐が復讐を呼び、
何万人ものプロテスタント教徒が虐殺されました。
虐殺された人数は、専門家でも意見がかなり分かれ、
5000人から30000人と言われています。

 

サンバルテルミの虐殺を題材にした作品としては、
大デュマの小説『王妃マルゴ』、ジャコモ・マイアベーアのオペラ『ユグノー教徒』が有名です。

 

学校とは愚かな人間が愚かな人間を造る。
人間から見た人間の歴史により支配する。