吾輩は犬である 名前はTDNである
真と云うものは、知らないうちは知りたいけれども、
知ってからはかえってああ知らない方がよかったと思う事が時々あります
自己の心を捕へんと欲する人々に、人間の心を捕へ得たるこの作品を奨む。
扇のかなめのような集注点を指摘し描写して、
それから放散する連想の世界を暗示するものである
現下のごとき愚かな間違った世の中には、
正しき人でありさえすれば必ず神経衰弱になる事であろう。
これから人に逢う度に、君は神経衰弱かと聞いて然りと答えたら、
普通の道義心ある人間と定める事にしようと思っている。
死ぬか生きるか、
命のやりとりをする様な維新の志士の如き烈しい精神で文学をやって見たい