時間についての名作10 時間が過ぎるのが悲しくて、あなたの肩に寄りそった
『相対性理論』アルベルト・アインシュタイン
『時間と自由』アンリ・ベルクソン
『失われた時を求めて』マルセル・プルースト
『人生の短さについて』ルキウス・アンナエウス・セネカ
『存在と時間』マルティン・ハイデッガー
『時と永遠』波多野精一
『東京物語』
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『火の鳥』手塚治虫
『賭博黙示録カイジ』福本伸行
賞賛による堕落から逃れる方法は唯一つ、仕事を続けることである。人は立ち止まって賞賛に耳を傾けがちであるが、唯一なすべきは賞賛から耳をそらし仕事を続けること、それ以外の方法はない。
私は理解した、文学作品のすべての素材は、私の過ぎ去った生涯であるということを。私は理解した、それらの素材は、浮わついた快楽や、怠惰な生活や、愛情や、苦痛などを通して私のところにやってきたものであり、私はそれをためこみながら、いずれ植物を養うことになるすべての栄養をたくわえた種子のように、これらの素材の使い方も、またそれが無事に生きのびるかどうかさえも、見通してはいなかったのだ。
仕草や、言葉や、無意識にもらした感情などによって、この上もなく愚かな人間だと分かる人たちも、自分では気づかずにさまざまな法則を示しており、その法則を芸術家は彼らのうちにとらえる。この種の観察のために、一般大衆は作家を意地の悪い人間だと思うが、それは間違っている。なぜなら芸術家は、滑稽なもののなかに美しい普遍性を見ているからだ。彼がそのために観察の対象になった人を非難などしていないのは、ありふれた血液循環障害にかかっているからといって外科医が患者を見くびりはしないのと同様である。
第1篇『スワン家のほうへ』
第2篇『花咲く乙女たちのかげに』
第3篇『ゲルマントのほう』
第4篇『ソドムとゴモラ』
第5篇『囚われの女』
第6篇『消え去ったアルベルチーヌ』
第7篇『見出された時』