【漫画の神様】手塚治虫(てづかおさむ) アドルフに告ぐ ユダヤ人を一人粛清するのだ
人間から見た人間の歴史 Part22 ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラー 全ては正義の為だ!!
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これはアドルフと呼ばれた三人の男たちの物語である
彼ら三人はそれぞれちがった人生をたどりながら一本の運命の糸に結ばれていた
最後のアドルフがこうして死んだ今その物語を子孫達に伝えようと思う
・・・女の愛なんて・・・戦争にはどうにもならないもんなのよ
ああ受けさせてやるとも
地獄に法廷があればな
どの人種が劣等だとか
どの民族が高級だとか・・・
あおりたてるのはほんのわずかなひとにぎりのオエライさんさ・・・
私は正義のために全人生を捧げてきた
今夜これをおのみ楽に死ねるよ
いったい今まで何を演じてきたんだ?このおれは・・・
おれはおろかな人間なんだ
だがおろかな人間がゴマンといるから
国は正義をふりかざせるんだろうな
これはアドルフと呼ばれた三人の男たちの物語である
三人はそれぞれ異なった人生をたどりつつ一本の運命に結ばれていた
最後のアドルフが死んだ今この物語を子孫達へ贈る