七度生まれ変われば七度とも淫夢の為に死す。 淫夢を一人で救う。淫夢革命を起こす。


人間から見た人間の歴史 Part3 ダモクレスの剣

 

一夜、「いい世!来い世!」と独言に田所が呟くのを聞いた時、

 

遠野は思わず涙の溢れて来るのを禁じ得なかった。

 

田所が嘆じたのは天下蒼生のためだったが、

 

遠野の泣いたのは天下のためではなく田所一人のためである。

 

そう・・・。そのまま飲み込んで。


僕のダモクレスの剣・・・

 

我々は四年待つた。最後の一年は熱烈に待つた。

 

もう待てぬ。自ら冒瀆する者を待つわけには行かぬ。

 

しかし、あと十九分。最後の十九分待とう。

 

共に勃つて犬のために死ぬのだ。

 

淫夢淫夢の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。

 

墓ハ野獣先輩墓ノ外一字モホル可ラス

 

このほもは、常に我刃をするために懸命の努力をしている。

 

百合の作る歴史にも今の歴史にも拙者の名など残す気などござらん。

 

人類の歴史はその初めから終わりに至るまで、淫夢と百合との競争史である。

 

ある時は淫夢が百合を制し、またある時は百合が淫夢を制している。

 

ぼくは・・・一生のうちにきっと


淫夢の前にのんけをひざまずかせてみせます!!