【ベーコン食べたい!!】イングランドの哲学者フランシス・ベーコン
ブロンズちゃんの書籍紹介 Part22 フランシス・ベーコン『ノヴム・オルガヌム』
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どんなものがいまさら新たに発見されるであろうかという疑念を抱くことは、過ちである。
大昔から気づかれずに見落とされているものが、いくらでもあるのだ。
最新の学説や学派が、つねに最善のものであると考えてしまうのは、過ちである。
時には、重い、中身のつまった価値のある学説が、忘れ去られている場合もある。
事物の本性が人間の精神に満足を与えない場合に、
不死への欲求が、名声を求めさせ、建築物と記念碑を作らせてきたが、
学問こそ永続するだろう。
それは、さながら船のように、時という広大な海を渡って、
遠く隔たった時代に、人々の精神に種をまく。
想像力が自由に、より豊かな偉大さ、厳格な善、完全な多様性とを表現する、
極度に無拘束な学問の部門がある。詩である。